模型で振り返る中央線快速・5 101系(5)

今回はヘッドマークが印象に残る特別快速をメインに運用された冷房改造車です。

試作冷房改造車

昭和47年に4編成、試作冷房改造車が登場しました。冷房搭載による重量増で各駅停車のダイヤに合わせての運転が性能上困難で、101系の冷房車は年間通して特別快速を中心とした運用に入り、翌年から103系量産冷房車が投入されたので101系の冷房車は少数派でした。

試作冷房改造車はAU75クーラーの位置が後位寄りで、冷房電源は210kVAのMGを1編成に2台搭載の5両給電、3+7でも高圧三相引き通しの関係で分割できないのが特徴でした。模型では鉄道コレクションから試作冷房改造車が製品化され、電飾化の関係から当初はKATOベースに鉄コレから試作冷房の屋根を移植しようと思ったのですが、加工点が多かったので結局元の非冷房車の屋根にランボードとクーラーの取付け加工しました。冷房用MGはクモハ100のみ鉄コレの床下を移植しています。モハ100は基本編成に動力が付くため、附属3連は非冷房時代と機器配置は変わらないので、どちらも製品のままにしています。

量産冷房改造車

昭和51年から量産冷房改造が行われ中央線快速でも1編成追加施工されました。変更点はクーラーの位置が車体のほぼ中心に、冷房電源は160kVAのMGをクモハ・モハ100に搭載しています。KATOから量産冷房車仕様も製作できるようにメイクアップパーツが発売されました。103系や113系などの冷房車は側面方向幕を設けていますが、101系は取付けられていないのでクモハ・モハ100の冷房用MGを気にしなけば手軽に再現できるのは嬉しいですね。

メイクアップパーツを使って改造しましたが、クモハ101はテールライトが内バメ式の車体しかストックが無かったので、タヴァサのパーツを使用して外バメ式に、クモハ100と附属編成のモハ100は冷房用MG床下に加工しました。

量産冷房改造車は中央線快速の他、昭和53年までに中央総武緩行線、南武線、片町線の全52両改造されましたが、クモハ100は豊田の184と淀川の190・193、3両のみで首都圏では184が唯一の存在でした。

中央線快速の冷房改造車はサハ103-750番台へ改造されたサハ101の4両を除き、南武線へ転属して同線の冷房化に貢献、JRへ継承され平成3年まで活躍しました。

最後に101系並びを、次回から103系です。

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