クハ103-119・120
昭和43年9月に阪和線用として新製された車両です。平成11年から16年までは8連固定編成で朝夕しか走らない運用だったので撮影チャンスが限られていました。平成20年6月に奈良へ転出しますが活躍期間は短く平成23年5月に廃車されています。撮影当時は弱冷車サボ受けが撤去された頃なので跡が目立ちます。


平成15年10月のダイヤ改正で休日の朝に日根野の103系8連固定編成が大阪環状線へ1往復乗り入れる運用が設定されました。大阪環状線内は各駅に止まるので区間快速鳳行きとして戻りましたが、快速系統の鳳止まりは「快速」として走るので「区間快速」の種別は当時珍しい光景の一つでした。(快速が三国ヶ丘駅へ停車する以前は見られましたが)更に阪和線は快速停車駅以外、有効長が6連なので鳳以南各駅に止まる区間快速は基本4連か6連で走るため、103系8連の区間快速も阪和線では過去見られない組み合わせでした。8連貫通編成の大阪環状線乗り入れは平成18年3月のダイヤ改正で廃止されています。

クハ103-121
昭和43年9月に阪和線用として新製された生え抜き車両です。国鉄時代はクハ103-122とペアで運用されていましたが、平成2年以降にバラされクハ103-121は521(平成15年10月以降は31)の組み合わせで運用されました。平成11年5月から4連化され廃車は平成23年3月でした。


クハ103-122
クハ103-121とペアで国鉄時代は過ごしてきましたが、平成2年以降はバラされクハ103-193との組み合わせが長年続きました。平成11年5月から平成18年3月までは8連固定編成で朝夕しか走らないため、検査周期は約4年(ちなみに羽衣線用も約4年で他は約3年周期でした)ずっと昼寝するため和歌山方のクハ前面は直射日光に当たる時間が長く、検査期限直前は見るのも痛々しいほど退色した姿で走っていたこともあります。廃車は平成23年6月でした。





