模型で振り返る中央線快速・1 101系(1)

昭和32年に試作車、翌年から量産車が登場して1535両製造された101系が最初に投入されたのは中央線で、当時ぶどう色の旧形車が走る中、オレンジバーミリオンの101系は斬新に見えたでしょう。しかし、全電動車による高加減速運転を前提に設計されたため、変電所容量やコスト面で本来の性能を発揮できなかったのは残念な部分ですが、切妻車体に両開き4扉でMM’ユニット方式など国鉄通勤形の基本を確立させた車両でした。101系の製造期間は約12年で、設計変更は色々行われましたが車体は特に大きな違いは無く、差別化は細かな部分に絞られますがKATOベースで大まかに再現してみました。

クモハ101

クモハ101-1~78・82はテールライトが内バメ式で製造され冷房改造された車両も無いグループですね。武蔵野線用の1000番台は主に初期車から改造されたので、再現するには重要なロットになるでしょうか。

クモハ101-79~81・83以降はテールライトが外バメ式に変更され冷房改造やJR以降も継承されたグループになります。冷房改造車はまた別の機会に(^^)ちょっとした変化ということで、メイクアップパーツを使用してシールドビーム化してみました。このように選択パーツで再現できるのは嬉しいですね。

クモハ100

クモハ100もクモハ101と同じく1~78・82はテールライトが内バメ式になります。パンタグラフは~49までPS13、以降はPS16に変更されますが、首都圏のPS13搭載車はPS16への換装が進められ、一方大阪地区は廃車までPS13だった車両も見られました。KATOの101系はパンタグラフに互換性があるので、好みによりPS13にして登場時や大阪地区を再現するのも面白いでしょう。

クモハ100には高尾以西への臨時運用に対応するため低屋根車の800番台が6両製造されました。存在としては有名ですが少数派な800番台もKATOから製品化されるとは、良い時代になりました(^^)

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